AurexのSL-510レコードプレーヤーでコンデンサカートリッジを試してみる事にした。
◆カートリッジ
コンデンサカートリッジはこれ。1974年頃に¥22,000で販売されてたC-404X。針はラインコンタクト?
◆イコライザーアンプ
コンデンサカートリッジの音を聴くには専用のイコライザーアンプが必要。どんな音なのか聴いてみたく、イコライザーアンプを自作した。
※概要
電源は±9V(9V電池2個)、増幅はオペアンプ(4558)、左右音量バランスを調整できる様にボリューム(30kB)、GND端子、IN PUT端子は左右GNDを絶縁して、右chを介してコンデンサカートリッジに電源重畳する。
※GNDケーブル
レコードプレーヤーのGNDはプリメインアンプのGNDと接続。イコライザーアンプにもGND端子を設けたが不用だった。
※レコードプレーヤー
レコードプレーヤーの左右GNDも絶縁されてる必要がある。写真はAurex SL-510の端子。左右GNDは絶縁されていて、E端子(アームGND)は左chのGNDとのみ接続されている。
※試聴
クリアで癖が無い印象。自作イコライザーアンプの音質改善には深入りせずここで一区切り。
◆Aurex SZ-200
メーカー純正のイコライザーアンプ。1975年頃に¥7500で販売されていた様だ。
※概要
自作イコライザーアンプとの違いはMAG OUT端子がある事。電源は9V電池2個、ハイブリッドIC?で増幅、GND端子は無い。IN PUT端子は左右GNDを絶縁。右chを介してコンデンサカートリッジに電源重畳する。
※MAG端子
レコードプレーヤーで、MMカートリッジを使う場合に活躍する。予めMAG OUT端子とプリメインアンプのPhono端子を接続しておけば、MMカートリッジを使う時に配線を変える必要が無く、スイッチONの時はプリメインアンプのAUX側と接続され、OFFの時にはPhono端子側に切り替わる。1つ問題があって、MMカートリッジを装着したままスイッチONするとカートリッジに電源供給されてしまう。故障はしないだろうけど気分的に良く無い。
※GNDケーブル
レコードプレーヤーとプリメインアンプを直結。SZ-200にGND端子は無いので繋ぐ必要は無い。
※試聴
自作イコライザーアンプと同じ印象。発売から50年経過してるので部品の経年劣化の影響もあるかと思い、簡単に周波数特性も確認したが、昔のカタログ値と同等。周波数特性が全てじゃないけど一安心かな。
◆その他
①SZ-1000
AC100Vで駆動するイコライザーアンプ。こちはGND端子が付いてる。他の物と音質的な差はさておき、基板上は2連ボリュームが実装されているのに、1軸で連動するので、左右独立して音量調整ができないのが残念かな?
②SB-510
最後は純正でコンデンサカートリッジを使えるプリメインアンプ。コンデンサカートリッジの音を楽しむなら、このアンプを使うのが1番良いかもしれない。チューナーも良い
おしまい。