osakanatarouのオーディオ修理ブログ

古いオーディオ修理

Pioneer SA-8800Ⅱ

1976年に¥59,800で販売していたプリメインアンプ。普及機はコスパが高い。パイオニアはこんな音だったなぁ〜と思い出させてくれる。

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◆症状

音は出るが

①phonoに切替るとポップノイズがでる

②Bass/Trebleの調整が効かない。

③切替レバーを操作すると音が出なくなる

◆補修

①Phonoに切替るとポップノイズがでる。

Phono回路のトランジスタの足が真黒だったので磨いて電解コンデンサを交換して改善。(写真下側の3個を除く)

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②Bass/Trebleの調整ができない。

トランジスタの足の間をヤスリがけした跡がある。部品を倒して作業したのか、足が折れて接触不良になっていた。同じ部品は無いので2sa725→2sa1015、2sc1919→2sc1815を使用。因みに足の向きが違う(2sa725、2sc1919は平面を手前に上から見て左からECB、2sa1015、2sc1815はBCE)ので基板のシルクを見ながら注意しながら補修した。

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③切替レバーを操作すると音が出なくなる。

1番ひどかったのはmute切替。-20db側に倒すと片方しかmuteしなくなる。接点の汚れが原因だったので、分解清掃して改善。

おしまい