前回のつづき
その2の補修で、問題くレコードを聴ける様なったが、強度的に何と無く不安が残ったので、3Dプリンターで作った部品でやり直した。
◆3Dプリンターの部品
補強前
補強後(各部を補強して細部を成形)
◆組み込み
リングを装着して、板金に嵌め込む。
その後もリフターの動きやミュートポイントを微調整しながらアームに組み込んだ。
◆試聴
カートリッジを取り付け、アームとリフター高さを調整。
レコードをセットし再生。連続再生なども問題無い。
◆最後に
当時の高級機なので、見た目も使い勝手も良いが、残念ながら現存しているSL-1300mk2(1400mk2、1500mk2 )はアーム内部のプラスチック部品がほぼ割れている。見分け方は手動でリフターが上下しないものは全てこれに該当するので、手を出さない方が良い。しかし、そこさえ修理すれば電解コンデンサなど電気部品は問題無い。今回はプラスチック部品を補修する方法と3Dプリンター部品に交換する両方を試した。補修後はまた割れてしまわないかと心配したが、3Dプリンター部品に交換した事でスッキリした。これで安心してレコードを楽しめる。
おわり